〒737-0821    
広島県呉市三条2丁目1番13号
 

骨粗しょう症チーム

骨粗しょう症とは



骨粗しょう症とは、骨折の危険性が増大した状態です。WHO(世界保健機関)は、骨粗しょう症は疾患であり、骨折を生じるにいたる病的過程であり、骨折は結果として生じる合併症の一つであるとされています。

骨粗しょう症が原因で骨折が起こると、一時的又は永続的な ADL(日常生活動作)の低下や特に高齢者の場合は寝たきりの原因となります。
健康寿命の延伸において、骨粗しょう症の早期の的確な診断と治療は、とても重要だと考えられています。
しかし本来治療を受けるべき骨粗しょう症患者が未だ診断・治療されることがないままの状態となっていることが多いのではないかと思われます。

そこで当院では骨粗しょう症外来の開設と同時に骨粗しょう症チームを立ち上げました。



骨粗しょう症を詳しく評価するためには


そもそも骨粗しょう症とは、骨の強度が低下して骨折のリスクが高まった状態です。骨の強度は、骨密度(70%)と骨質(30%)の2つの要素から構成されています。そのため、骨粗しょう症の詳細な評価には、骨密度と骨質の評価が必要になります。
当院では、令和5年度より、骨密度と骨質が計測可能になる機器が導入されました。当院では、骨粗しょう症の正確な評価を可能にします。




当院、骨粗鬆症チームの取り組みを紹介します。

『骨粗しょう症の予防と改善、骨折の防止、並びにその啓発と教育』を目的として、医師・看護師・保健師・医療ソーシャルワーカー・医師事務作業補助者・薬剤師・放射線技師・臨床検査技師・管理栄養士・理学療法士の医療スタッフがお互いに連携を取りながら、骨粗しょう症の早期発見・早期治療、および骨折・転倒予防に努めます。

職種 人数
医師 2
看護師 4
医療ソーシャルワーカー 1
医師事務作業補助者 1
薬剤師 1
診療放射線技師 1
臨床検査技師 1
管理栄養士 1
保健師 1
理学療法士 1
合計 14

地域の皆さまが適切な治療を受けることができるよう、また適切な治療を継続できるように働きかけるため 2017(平成29)年10月31日より済生会呉病院 骨粗しょう症チームとして活動を開始しています。



認定資格

骨粗しょう症学会認定医 :1名

骨粗しょう症マネージャー:9名(看護師5名、医療ソーシャルワーカー1名、管理栄養士1名、理学療法士1名、診療放射線技師1名)




具体的な活動内容

①骨粗鬆症外来にて、薬剤師による服薬指導、管理栄養士による栄養指導や、リハビリスタッフによる運動療法などより専門的な治療を行っています。

②安全に骨粗鬆症の治療薬を使用してもらえるよう歯科医師との連携強化に努めます。

③骨密度検査やエックス線検査、血液検査などの骨粗鬆症に関する検査を行い、患者様の骨や体の状態を把握し、最適な治療ができるよう心がけています。

④地域住人及び院内スタッフに対する骨粗しょう症教室を開催します。(予防・検査・治療等について)

⑤退院された患者様で当院に通院することができない方でも治療が行えるように地域医療機関と連携し、患者様の治療がしっかりと行えるようサポートを行います。

⑥骨粗しょう症学会 等への参加や学術発表を行います。



当院骨粗しょう症外来受診を希望される患者様へ

・受診希望の方は、お電話または整形外来受付で申し込みをして下さい。

・骨粗鬆症外来
  毎週火曜日午後

  【診療時間】
  ・14:00(13:15来院)
  ・14:30(13:45来院)
  ・15:00(14:15来院)

  ※手術が入った場合は予約変更して頂く事があります。あらかじめご了承下さい。
  ※検査等に45分程度かかるため、診療時間の45分前にご来院下さい。
  ※栄養・運動療法指導ご希望の方は受付時にお申し出下さい。


チーム会メンバー


チーム会議の様子



※その他ご不明な点につきましては、当院整形外科受付窓口にてお気軽にご相談、お問い合わせください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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