医療部
内科
概要および診療内容
当科では各医師の専門性を生かした診療を行うと共に、高齢化により複数の疾病を合併した患者さんへの対応を、各科の医師と緊密な連携を取りつつ行っています。
また侵襲の少ない医療を行う技術の研鑽とともに、在宅支援、生活習慣病への取り組み、更に地域貢献として、診療船「済生丸」に乗船し島嶼部僻地の巡回診療を行っています。
内科医師は常勤8名、非常勤5名で、広島大学、呉医療センター、中国労災病院より地域医療分野での臨床研修医を受け入れています。松浦名誉院長、及び非常勤医師3名が循環器系を、伊藤院長、青木、神垣、村上、黒木、菊川、久野及び非常勤医師2名が消化器系を担当しています。
内視鏡診断では、経鼻内視鏡や拡大内視鏡、超音波内視鏡、ERCP、EUS-FNA等も行っており、腹部超音波検査では消化管エコー、エラストグラフィー等も行っています。また治療に関しても専門性を生かしつつ行っています。
施設認定としては、日本消化器病学会専門医制度認定施設、日本消化器内視鏡専門医制度指導施設、日本高血圧学会専門医認定施設、日本消化管学会胃腸科指導施設、人間ドック健診専門医暫定研修施設、日本病院総合診療医学会認定施設、日本肝臓学会肝臓専門医制度特別連携施設などを取得しています。
専門性の追求と同時に、包括的な医療への研鑽も行い、内科常勤医8名中、総合内科専門医を3名、日本病院総合診療医学会総合診療医を2名、糖尿病協会糖尿病認定医資格を2名が有しています。
また健診業務も積極的に行っており、人間ドック健診指導医を1名、人間ドック健診専門医を2名、日本超音波医学会専門医を1名が有しています。
消化器分野では、3TのMRI装置を用いた膵がん早期発見の取り組みを行っており、生活習慣病の分野では、2名の糖尿病協会糖尿病認定医は糖尿病透析予防チームのメンバーとして活動しています。また2024年4月からは便秘専門外来を開設しました。
また他のメンバーも、認知症サポートチーム、緩和ケアチーム、褥瘡・栄養サポートチーム、骨粗鬆症チームなどに参加し、他科、他職種と連携しつつ、幅広い範囲に積極的に携わっています。
高齢者の在宅支援の一環として訪問診療も行い、必要に応じて他院専門医への紹介受診も推進し、患者様のニーズに応える診療・連携体制の構築を目指しています。
スタッフ紹介
<内科> | 職名・免許取得 | 学会・専門医療・認定等 | 専門分野 |
松浦 秀夫 まつうら ひでお |
名誉院長 病院顧問 昭和48年 医学博士 |
日本内科学会認定内科医 日本高血圧学会指導医・専門医 日本循環器学会専門医 日本糖尿病協会糖尿病認定医 日本医師会認定産業医 |
内科一般 循環器内科 高血圧 |
伊藤 博之 いとう ひろゆき |
院長 昭和59年 医学博士 |
日本内科学会認定内科医・総合内科専門医 日本肝臓学会専門医 日本消化器病学会指導医・専門医 日本人間ドック学会認定医・健診専門医・ 健診指導医 日本病院総合診療医学会総合診療医 日本糖尿病協会糖尿病認定医 ICD (インフェクションコントロールドクター) |
内科一般 消化器内科 肝臓 |
青木 信也 あおき しんや |
医療部副部長 医療部内科部長 平成3年 |
日本内科学会認定内科医 日本消化器病学会指導医・専門医 |
内科一般 消化器内科 消化管(胃、腸) |
神垣 充宏 かみがき みちひろ |
医療部内科主任医長 事務部健康管理室長 院内感染管理者 平成13年 医学博士 |
日本内科学会認定内科医・総合内科専門医 日本消化器病学会専門医 日本消化器内視鏡学会専門医 日本超音波医学会専門医 日本膵臓学会認定指導医 日本病院総合診療医学会総合診療医 日本人間ドック学会健診専門医 日本がん治療認定医機構がん治療認定医 |
内科一般 消化器内科 胆嚢・膵臓 |
村上 文美 むらかみ あやみ |
医療部内科 主任医長 平成16年 |
日本内科学会認定内科医・総合内科専門医 日本消化器病学会専門医 日本消化器内視鏡学会専門医 日本医師会認定産業医 |
内科一般 消化器内科 消化管(胃、腸) |
黒木 一峻 くろき かずたか |
医療部内科主任医長 平成22年 医学博士 |
日本内科学会認定内科医 | 内科一般 消化器内科 |
菊川 千尋 きくがわ ちひろ |
医療部内科 副医長 平成26年 |
日本内科学会認定内科医 日本消化器病学会専門医 日本肝臓学会専門医 日本消化器内視鏡学会専門医 医学博士 |
内科一般 消化器内科 |
久野 優人 くの ゆうと |
医療部内科医員 平成30年 |
内科一般 消化器内科 消化管(胃、腸) |
外科
概要および診療内容
外科は志々田 将幸、平田 文宏の二名体制で診療を行っています。両名ともに消化器外科を中心とした一般外科を専門としています。
外来は月曜から金曜まで毎日午前中に行っています。外来診察は予約が中心ですが、紹介なしの新患の方や、近医からの紹介患者さんも積極的に受け入れています。
手術は月、水、金の午後に麻酔科の協力のもと行っています。当院では胃癌、大腸癌などの悪性疾患はもとより、食道裂孔ヘルニア、胆石、胆嚢炎、虫垂炎、鼠径ヘルニア、腹壁ヘルニアまで広範囲に対応しています。可能な限り手術創の小さな腹腔鏡手術も積極的に行っています。
スタッフ紹介
<外科> | 職名・免許取得 | 学会・専門医療・認定等 | 専門分野 |
志々田 将幸 ししだ まさゆき |
医療部外科部長 平成10年 医学博士 |
日本外科学会指導医・専門医 日本消化器外科学会指導医・専門医・消化器がん外科治療認定医 日本消化器病学会指導医・専門医 日本透析医学会指導医・専門医 日本肝臓学会専門医 日本内視鏡外科学会技術認定医 日本がん治療認定医機構がん治療認定医 日本移植学会認定医 |
外科一般 消化器外科 内視鏡外科 |
平田 文宏 ひらた ふみひろ |
医療部外科主任医長 平成16年 医学博士 |
日本外科学会専門医 |
外科一般 消化器外科 内視鏡外科 |
整形外科
概要および診療内容
日本は世界に先駆けて高齢社会を迎え、平均寿命は約80歳になっています。これに伴い運動器の障害も増加しています。入院して治療が必要となる運動器障害は50歳以降に多発しています。このことは多くの人にとって運動器を健康に保つことが難しいことを示しています。
整形外科は運動器の疾患を扱う診療科です。身体の芯となる骨・関節など骨格系とそれを取り囲む筋肉やそれらを支配する神経系からなる「運動器」の機能改善を重要視して治療する外科で、背骨と骨盤という身体の土台骨と四肢(上肢・下肢)を主な治療対象としています。その対象疾患は多岐に渡り、スポーツ傷害や交通外傷、労働災害などに代表される打撲、捻挫、骨折・脱臼などの外傷、変形性関節症、骨粗鬆症、脊椎疾患、関節リウマチ、運動器の腫瘍、運動器先天性疾患など、新生児から高齢者まで幅広い患者層の診療を行っております。
特に当院では、骨粗鬆症治療に力を入れており、院内に骨粗鬆症チームを設置し、治療率、治療継続率向上を目指し、患者様の健康寿命延伸につながるように取り組んでいます。
スタッフ紹介
<整形外科> | 職名・免許取得 | 学会・専門医療・認定等 | 専門分野 |
水野 俊行 みずの としゆき |
医療部整形外科部長 平成9年 |
日本整形外科学会専門医 日本整形外科学会認定スポーツ医 日本整形外科学会認定リウマチ医 日本整形外科学会認定リハビリテーション医 日本骨粗鬆症学会認定医 |
整形外科一般 骨粗鬆症 |
横田 巌 よこた げん |
医療部整形外科主任医長 平成24年 |
日本整形外科学会専門医 |
整形外科一般 手外科 |
眼科
概要および診療内容
当科では、3名の眼科医で診察にあたっています。外来は、月曜日~金曜日の午前中(受付時間8:30~11:30、初診の方は10時まで)に一般外来を行っております。午後からは手術や特殊検査、レーザー治療を行っております。
白内障を始め、緑内障や糖尿病網膜症・加齢黄斑変性症などの眼底疾患の早期発見、早期治療を目指しています。
手術は白内障手術を中心に行っております。その他、翼状片や眼瞼疾患、緑内障手術を行っております。加齢黄斑変性や糖尿病黄斑浮腫、網膜静脈閉塞症による黄斑浮腫などに対して抗VEGF薬硝子体注射を行っております。
スタッフ紹介
<眼科> | 職名・免許取得 | 学会・専門医療・認定等 | 専門分野 |
野間 堯 のま たかし |
医療部顧問 昭和36年 |
日本眼科学会専門医 |
眼科一般 白内障手術 |
大田 遥 おおた はるか |
医療部眼科 主任医長 平成18年 |
日本眼科学会専門医 |
眼科一般 |
岩川 佳佑 いわかわ けいすけ |
医療部眼科 副医長 平成26年 |
日本眼科学会専門医 |
眼科一般 |
耳鼻咽喉科
概要および診療内容
当科では慢性鼻副鼻腔炎、鼻中隔彎曲症などの鼻副鼻腔疾患に対する内視鏡下鼻副鼻腔手術を積極的におこなっております。
手術は痛みのない全身麻酔でおこない、また取り除く際の強い痛みの原因となるガーゼをできるだけ詰めず、自然吸収される止血剤を副鼻腔の手術部位に留置するなど、患者さんの負担の少ない手術方法に取り組んでいます。
また扁桃周囲膿瘍、急性喉頭蓋炎などの救急疾患、突発性難聴、顔面神経麻痺などに対する入院治療もおこなっております。
スタッフ紹介
<耳鼻咽喉科> | 職名・免許取得 | 学会・専門医療・認定等 | 専門分野 |
佐藤 克至 さとう かつし |
医療部耳鼻咽喉科部長 平成6年 |
日本耳鼻咽喉科学会専門医 日本耳鼻咽喉科学会補聴器相談医 |
耳鼻咽喉科一般 副鼻腔疾患 |