認知症ケアサポートチーム(DST)
認知症ケアサポートチーム(DST:Dementia care Support Team)
当院では2019年(平成31年)5月より活動を始めました。
活動の目的
認知機能障害や認知症のある患者さんが、安心して治療を受け療養できるよう、適切なケアの提供や、その人らしさを大切にした関わりができることを目的に活動をしています。
✿認知症の診断がなくても、「忘れやすい」「日常生活上での着替え・排泄など自分1人では難しいことがある」「周囲の事や現状を認識しずらい」・・・などの認知機能障害のある方を対象にしています。
活動の内容
認知症看護認定看護師が中心となり、週1回チームで各病棟をラウンドし患者さんの状況把握や必要に応じてカンファレンスを行い、日々の療養サポートや退院支援等行っています。
認知症サポートチームでは、院内研修の開催や出前講座・地域交流会での講演など認知症に関する知識の普及にも努めています。
構成メンバー
医師(認知症サポート医:内科)、認知症看護認定看護師、医療ソーシャルワーカー、薬剤師、理学療法士・作業療法士
DST通信
DST通信とは年4回の発行する通信です。
その他の活動
入院生活は、病気の治療や療養のために必要なものですが、普段の日常生活と違うことによりストレスが生じやすく、夜間の不眠や情緒の不安定さ、認知機能の低下を招くことがあります。日中の時間を利用し看護師やリハビリスタッフなどにより企画されたレクリエーション(体操、塗り絵、貼り絵、ゲームなど)に参加してもらうことで、少しの時間でもベッドから離れ交流の機会をもつことで、気分転換や様々な機能維持ができるよう、2022年(令和4年)10月から『院内デイケア』を始めました。
入院中であっても、季節を感じ、できるだけその人の日常生活に近づけた環境やケアの提供に『院内デイケア』が役立つよう笑顔の輪が広がるような取り組みを続けていきたいと思います。