〒737-0821    
広島県呉市三条2丁目1番13号
 

薬剤室の紹介

 済生会呉病院の薬剤室は薬剤師が男性2名女性2名、調剤補助が2人のメンバーで構成されています。以下に薬剤室の業務を簡単に紹介します。

調剤業務

 医師の処方せんに基づき、各種薬剤を調製します。薬剤の有効性・安全性を確保するため、厳格な処方鑑査を実施しています。



TPN調整

 手術などで口から栄養が摂取できない、または栄養摂取の不十分な患者様に対して栄養補給を目的として使用される高カロリー輸液を無菌室のクリーンベンチで調製しています。

抗がん剤調製

 抗がん剤の中には薬理作用の強いものが多くあり、患者様に無菌で安全な製剤を提供することと、調製する薬剤師を抗がん剤による暴露から守るために安全キャビネット内で調製を行っています。レジメン(抗癌剤治療の計画表)のチェック、抗癌剤の調製、抗癌剤治療の説明や副作用の確認、医師への処方提案などを行い、患者様が安全で安心して治療ができるように癌治療に深く関わっています。



製剤業務

 消毒剤をはじめ、院内特殊製剤を清潔な環境下で調製しています。

病棟業務

 入院患者様の病態や処方の内容を見て、医師や看護師と連携して情報を共有しながら適切な薬物療法が行えるよう努めています。また、直接ベッドサイドへ行き、薬の飲み方・使い方・効果・注意点・副作用などについて服薬指導を行っています。

チーム医療

主なチーム医療と薬剤師の役割

〇緩和ケアチーム
モルヒネをはじめとする医療用麻薬の適正な使用方法や副作用チェックや処方提案、患者指導をしています。

〇感染管理チーム
感染の発生を監視し、抗生物質の使用状況や処方提案、消毒薬の適正使用による院内感染防止に努めています。

〇栄養サポートチーム
静脈栄養液・経腸栄養剤の選択や適正な使用法を指導、提案しています。

〇褥瘡管理チーム
栄養、血圧、血糖、浮腫などを適正にコントロールする処方提案、外用薬の薬効成分や機材の性質を考慮した処方提案をしています。

お薬手帳について

 お薬手帳は、いつ・どこで・どんな薬を処方してもらったかを記録しておく手帳です。 薬の重複や、薬のよくない飲み合わせを未然に防止することができ、過去に副作用がでた薬の確認をすることができます。医療機関に行く際は必ずお薬手帳を持参するようにしましょう。

薬剤師を見かけたら、お薬に関するどのようなことでも結構ですので、お気軽に声をかけてください。

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