〒737-0821    
広島県呉市三条2丁目1番13号
 

放射線室の紹介

放射線室は、1階正面玄関より入って右側奥にあります。
診療放射線技師5名、受け付け1名の計6名のスタッフで日々の業務を行っております。
主な検査は、一般撮影・CT・MRI・X線TV検査・血管造影検査・乳房X線撮影(マンモグラフィ)・骨密度測定などです。

主な認定資格

  • 放射線管理士 1名
  • 放射線機器管理士 1名
  • CT認定技師 1名
  • 肺がんCT検診認定技師 1名
  • マンモグラフィ技術認定技師 3名
  • 医療情報技師 2名
  • 医療画像情報精度管理士 1名
  • 胃がん検診専門技師認定 1名
  • 胃がんX線検診読影部門B級資格 1名
  • 画像等手術支援認定技師 1名
  • 放射線被ばく相談員 1名
  • 骨粗しょう症マネージャー 1名
一般撮影

いわゆるレントゲン写真を撮影するもので、胸部・腹部写真、頭から足の先までの骨の写真を撮影します。
現在当院では、内科・外科・整形外科・耳鼻咽喉科・眼科があり、それに応じた写真を撮影しています。

平成26年3月10日より、DR方式カセッテ型デジタルX線画像診断装置(カセッテ型フラットパネルセンサ・ワイヤレスタイプ)を導入し、一般撮影、ポータブル撮影をデジタル化しました。
これにより、従来よりも被ばく線量を抑えながら、安定した画像をより早く確認し、提供できるようになりました。
画像表示用の専用モニタを整備し、フィムムレスでの診察が出来るようになりました。

 

骨塩量測定

X線を照射することにより、人体各部の骨塩量(カルシウム量)を測定する装置で、骨粗しょう症等の疾患に対する、診断のための情報を得ることが出来ます。骨量は20歳頃に最大となり、40歳半ばまで維持され、男性では70歳以降、女性では閉経前後の数年間で急速に減少していきます。そのため、定期的な骨密度測定をお勧めします。検査予約も不要です。すぐにでも検査できます。
骨粗鬆症の診断の基準となる腰椎、大腿骨頸部、前腕骨を精度の高いDEXA(デュアルエネルギーX線)装置で測定できます。

CT

CT検査では体を輪切りにした写真を撮影することが出来ます。
検出器を多列化したCTでは、3Dデータが作成できるので、多方向からの観察も容易になります。
これにより、触診又はレントゲン写真などではわからない体内の疾患を見つけることが出来ます。

この度、令和02年03月に、80列マルチスライスCT装置に更新しました。
○撮影時間が以前のCT装置より半分以下となり、患者様の負担が軽減されます。
○体内金属(人工関節、義歯)などにより見えにくくなっていた部分を、新たに搭載された再構成技術SEMAR(Single Energy Metal Artifact Reduction)によって、金属アーチファクトを低減して金属周辺の画質を飛躍的に向上させます。
○最新の人工知能技術(AI)であるディープラーニングを用いて設計された再構成を搭載しており、この技術により、線量を抑えて撮影した時に発生するノイズを大幅に低減し、被ばく線量を抑えつつ高画質な画像を提供できます。

MRI

放射線を使って行う検査と違い、強力な磁石と電波(RF波)を使って撮像します。
CTと比べ、組織分解能(軟部組織のコントラスト)に優れCTとは異なった画像情報を得ることができます。目的によって、CTと組み合わせたり、使い分けたりします。
平成27年3月24日より、3T-MRI装置に更新しました。
これまでより、短い時間で、精密な画像検査が出来るようになりました。
3T-MRI装置は、臨床で使用できる最高磁場の装置です。
MRCP(MRIによる胆道・膵臓の検査)、頭部MRI・MRA、乳房MRI、前立腺MRI、肝臓MRI(ダイナミック造影検査)で、その威力の発揮が期待されています。

X線テレビ

人間ドックなどで胃の検査をする時はこの装置を使って撮影します。バリウムを飲んで色々な角度から胃の撮影をします。いわゆる透視撮影というもので、目的の部位をリアルタイムで確認しながら撮影ができます。
平成20年10月にFPD(フラットパネルデテクター)搭載のデジタル透視撮影装置に更新して、透視撮影だけではなく、血管造影(アンギオ)や、断層撮影(トモシンセシス)、長尺(スロット)撮影もこちらの装置で撮影出来るようになりました。

乳房撮影(マンモグラフィー)

乳房は、柔らかい組織(軟部組織)で出来ており、また厚みもあるので、普通のレントゲン写真では写りにくく、専用の装置で挟んで撮影します。
マンモグラフィでは、腫瘤影、石灰化像といった所見として異常を発見します。腫瘤をつくらない石灰化を起こす癌や小さい腫瘤でその威力を発揮します。

更新により、トモシンセシス搭載のデジタル乳房用X線診断システムを導入し、平成31年3月25日から稼働いたしました。
新しくなったシステムでは、トモシンセシス(断層撮影)が可能になり、乳腺の重なりを減少させ詳しく検査することができます。また、圧迫自動減圧制御(なごむね)や圧迫板(フィットスイート圧迫板など)が改良されており、圧迫時の痛み軽減にも配慮されています。その他にも、乳腺の受ける放射線量の表示や、乳腺量を自動計測し、乳腺濃度を客観的に評価する機能を有しています。

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