医療部
内科
概要および診療内容
当科では各医師の専門性を生かした診療を行うと共に、高齢化により複数の疾病を合併した患者さんへの対応を、各科の医師と緊密な連携を取りつつ行っています。
また侵襲の少ない医療を行う技術の研鑽とともに、在宅支援、生活習慣病への取り組み、更に地域貢献として、診療船「済生丸」に乗船し島嶼部僻地の巡回診療を行っています。
内科医師は常勤6名、非常勤9名で、広島大学、呉医療センター、中国労災病院より地域保健分野での臨床研修医を受け入れています。松浦名誉院長、及び非常勤医師6名が循環器系を、伊藤院長、津賀、青木、神垣、中野及び非常勤医師4名が消化器系を担当しています。
内視鏡診断では、経鼻内視鏡や拡大内視鏡、EUS-FNA等も行っており、腹部超音波検査では消化管エコー、エラストグラフィー等も行っています。また専門性は治療分野でも生かしつつ行っています。
施設認定としては、日本消化器病学会専門医制度認定施設、日本消化器内視鏡専門医制度指導施設、日本高血圧学会専門医認定施設、日本消化管学会胃腸科指導施設、人間ドック健診専門医研修施設、日本病院総合診療医学会認定施設、日本肝臓学会肝臓専門医制度特別連携施設などを取得しています。
専門性の追求と同時に、包括的な医療への研鑽も行い、内科常勤医6名中、3名が総合内科専門医、2名が日本病院総合診療医学会認定医、2名が糖尿病協会療養指導医資格を有しています。
また健診業務も積極的に行っており、人間ドック健診指導医を1名、日本超音波医学会専門医を1名が有しています。
消化器分野では、3TのMRI装置を用いた膵がん早期発見の取り組みを行っており、生活習慣病の分野では、松浦名誉院長が高血圧専門外来、2名の糖尿病協会療養指導医は糖尿病透析予防チームのメンバーとして活動しています。
その他、中野医師は禁煙外来を開設しており、感染対策チームでは青木医師が、リスクマネージメント部会では津賀医師が中心メンバーとして活動しています。
高齢者の在宅支援の一環として訪問診療も行い、必要に応じて他院専門医への紹介受診も推進し、患者様のニーズに応える診療・連携体制の構築を目指しています。
スタッフ紹介
<内科> | 職名・免許取得 | 学会・専門医療・認定等 | 専門分野 |
松浦 秀夫 まつうら ひでお |
名誉院長 病院顧問 昭和48年 医学博士 |
日本内科学会認定内科医 日本高血圧学会指導医・専門医 日本循環器学会専門医 日本糖尿病協会認定医 日本医師会認定産業医 |
内科一般 循環器内科 高血圧 |
伊藤 博之 いとう ひろゆき |
院長 昭和59年 医学博士 |
日本内科学会認定内科医・総合内科専門医 日本肝臓学会専門医 日本消化器病学会専門医 日本消化器内視鏡学会専門医 日本人間ドック学会認定医・健診専門医・ 健診指導医 日本病院総合診療医学会総合診療医 日本糖尿病協会認定医 ICD (インフェクションコントロールドクター) |
内科一般 消化器内科 肝臓 |
津賀 勝利 つが かつとし |
医療部副部長 医療部内科部長 地域医療 連携部長 平成2年 医学博士 |
日本内科学会認定内科医・総合内科専門医 日本消化器病学会指導医・専門医 日本消化器内視鏡学会指導医・専門医 日本消化管学会胃腸科指導医・専門医 日本医師会認定産業医 |
内科一般 消化器内科 消化管(胃、腸) |
青木 信也 あおき しんや |
医療部内科 主任医長 平成3年 |
日本内科学会認定内科医 日本消化器病学会指導医・専門医 ICD (インフェクションコントロールドクター) |
内科一般 消化器内科 消化管(胃、腸) |
神垣 充宏 かみがき みちひろ |
医療部内科 主任医長 事務部 健康管理室長 平成13年 医学博士 |
日本内科学会認定内科医・総合内科専門医 日本消化器病学会専門医 日本消化器内視鏡学会専門医 日本超音波医学会専門医 日本膵臓学会認定指導医 日本病院総合診療医学会総合診療医 日本人間ドック学会健診専門医 日本がん治療認定医機構がん治療認定医 |
内科一般 消化器内科 胆嚢・膵臓 |
中野 誠 なかの まこと |
医療部内科 主任医長 平成18年 医学博士 |
日本内科学会認定内科医 日本消化器病学会専門医 日本消化器内視鏡学会専門医 認知症サポート医 |
内科一般 消化器内科 消化管(胃、腸、小腸) |
菊川 千尋 きくがわ ちひろ |
医療部内科 副医長 平成26年 |
日本内科学会認定内科医 日本消化器病学会専門医 日本肝臓学会専門医 |
内科一般 消化器内科 肝臓 |
石橋 一樹 いしばし かずき |
内科非常勤 平成28年 |
日本内科学会総合内科専門医 |
内科一般 消化器内科 消化管(胃、腸) |
熊田 純子 くまだ じゅんこ |
内科非常勤 平成22年 |
内科一般 消化器内科 消化管(胃、腸) |
外科
概要および診療内容
外科は沖元 達也、石川 聖の二名体制で診療を行っています。両名ともに消化器外科学会の専門医ですが、消化器外科以外にも甲状腺、乳腺の診療も行っています。
外来は月曜から金曜まで毎日午前中に外科一般、人間ドックの乳癌検診(視触診、マンモグラフィ)、乳癌検診の二次精査等を行っています。乳腺に関してはデジタルマンモグラフィに加えデジタルトモグラフィが導入されたため、これまでより詳細な断層撮影による画像診断が可能となりました。外来診察は予約が中心ですが、紹介なしの新患の方や、近医からの紹介患者さんも積極的に受け入れています。
手術は月、水、金の午後に麻酔科の協力のもと行っています。当院では胃がん、大腸癌、肝臓癌、乳癌、甲状腺癌などの悪性疾患はもとより、食道裂孔ヘルニア、胆石、胆嚢炎、虫垂炎、鼠径ヘルニア、腹壁ヘルニア、内外痔核まで広範囲に対応しています。可能な限り手術創の小さな腹腔鏡手術を中心に行っています。また痔の治療に関しては切除を行わない硬化療法を中心に行い、疼痛が少なく、短期間で終了を希望するという患者さんのニーズに応えています。
スタッフ紹介
<外科> | 職名・免許取得 | 学会・専門医療・認定等 | 専門分野 |
沖元 達也 おきもと たつや |
医療部長 医療部外科部長 院内感染管理者 昭和61年 医学博士 |
日本外科学会指導医・専門医 日本消化器外科学会専門医・消化器がん外科治療認定医 日本がん治療認定医機構がん治療認定医 日本乳がん検診精度管理中央機構 マンモグラフィ読影認定医 |
外科一般 消化器外科 |
石川 聖 いしかわ しょう |
医療部外科医員 平成28年 |
日本外科学会専門医 |
外科一般 消化器外科 |
整形外科
概要および診療内容
日本は世界に先駆けて高齢社会を迎え、平均寿命は約80歳になっています。これに伴い運動器の障害も増加しています。入院して治療が必要となる運動器障害は50歳以降に多発しています。このことは多くの人にとって運動器を健康に保つことが難しいことを示しています。
整形外科は運動器の疾患を扱う診療科です。身体の芯となる骨・関節など骨格系とそれを取り囲む筋肉やそれらを支配する神経系からなる「運動器」の機能改善を重要視して治療する外科で、背骨と骨盤という身体の土台骨と四肢(上肢・下肢)を主な治療対象としています。その対象疾患は多岐に渡り、スポーツ傷害や交通外傷、労働災害などに代表される打撲、捻挫、骨折・脱臼などの外傷、変形性関節症、骨粗鬆症、脊椎疾患、関節リウマチ、運動器の腫瘍、運動器先天性疾患など、新生児から高齢者まで幅広い患者層の診療を行っております。
特に当院では、骨粗鬆症治療に力を入れており、院内に骨粗鬆症チームを設置し、治療率、治療継続率向上を目指し、患者様の健康寿命延伸につながるように取り組んでいます。
スタッフ紹介
<整形外科> | 職名・免許取得 | 学会・専門医療・認定等 | 専門分野 |
水野 俊行 みずの としゆき |
整形外科医長 平成9年 |
日本整形外科学会専門医 日本整形外科学会認定スポーツ医 日本整形外科学会認定リウマチ医 日本整形外科学会認定リハビリテーション医 日本骨粗鬆症学会認定医 |
整形外科一般 骨粗鬆症 |
横田 巌 よこた げん |
整形外科副医長 平成24年 |
日本整形外科学会専門医 |
整形外科一般 手外科 |
眼科
概要および診療内容
当科では、3名の眼科医で診察にあたっています。外来は、月曜日~金曜日の午前中(受付時間8:30~11:30、初診の方は10時まで)に一般外来を行っております。午後からは手術や特殊検査、レーザー治療を行っております。
白内障を始め、緑内障や糖尿病網膜症・加齢黄斑変性症などの眼底疾患の早期発見、早期治療を目指しています。
手術は白内障手術を中心に行っております。その他、翼状片や眼瞼疾患、緑内障手術を行っております。加齢黄斑変性や糖尿病黄斑浮腫、網膜静脈閉塞症による黄斑浮腫などに対して抗VEGF薬硝子体注射を行っております。
スタッフ紹介
<眼科> | 職名・免許取得 | 学会・専門医療・認定等 | 専門分野 |
野間 堯 のま たかし |
医療部顧問 昭和36年 |
日本眼科学会専門医 |
眼科一般 白内障手術 |
西村 友美 にしむら ともみ |
医療部眼科 主任医長 平成20年 |
日本眼科学会専門医 |
眼科一般 |
岩川 佳佑 いわかわ けいすけ |
医療部眼科 副医長 平成26年 |
日本眼科学会専門医 |
眼科一般 |
耳鼻咽喉科
概要および診療内容
当科では慢性鼻副鼻腔炎、鼻中隔彎曲症などの鼻副鼻腔疾患に対する内視鏡下鼻副鼻腔手術を積極的におこなっております。
手術は痛みのない全身麻酔でおこない、また取り除く際の強い痛みの原因となるガーゼをできるだけ詰めず、自然吸収される止血剤を副鼻腔の手術部位に留置するなど、患者さんの負担の少ない手術方法に取り組んでいます。
また扁桃周囲膿瘍、急性喉頭蓋炎などの救急疾患、突発性難聴、顔面神経麻痺などに対する入院治療もおこなっております。
スタッフ紹介
<耳鼻咽喉科> | 職名・免許取得 | 学会・専門医療・認定等 | 専門分野 |
佐藤 克至 さとう かつし |
耳鼻咽喉科部長 平成6年 |
日本耳鼻咽喉科学会専門医 日本耳鼻咽喉科学会補聴器相談医 |
耳鼻咽喉科一般 副鼻腔疾患 |